大阪にジブリパークができる予定はありません。いま大阪にあるのは、愛知のジブリパークを体験型で紹介する巡回展「ジブリパーク展」で、2026年9月26日までです。
名前が本体とほぼ同じなので、大阪に新しい施設ができたと受け取りやすいのですが、ジブリパークは愛知県にひとつ、ジブリ美術館は東京の三鷹にひとつだけです。
この記事では、大阪に施設ができる予定と、大阪の「ジブリパーク展」が本体と何が違うのかを整理します。あわせて、いつまで開いていてチケットはまだ買えるのか、逃した場合は次にどこで観られるのかも書きます。料金や日程は2026年8月29日時点で公式サイトを確認した内容です。
大阪にジブリパークができる予定はあるのか
ありません。2026年8月29日時点で、大阪にジブリパークやジブリ美術館を作るという公式の発表はありません。
ジブリパークは、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)の中にある施設です。2022年11月1日に開園し、「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」「もののけの里」「魔女の谷」の5つのエリアが順にそろいました。
2026年8月7日には、愛知県が第3期の構想として『風の谷のナウシカ』をテーマにした屋内施設を整備すると発表しました。ただし場所は同じ愛・地球博記念公園の西口広場で、開業時期は未定です。つまり新しく作られる予定のエリアも愛知県内の話で、大阪の名前は出てきません。
ジブリ美術館も同じです。正式名は「三鷹の森ジブリ美術館」で、東京都三鷹市に2001年10月1日に開館しました。分館や大阪館のようなものはなく、チケットも三鷹の本館ひとつぶんしか売られていません。三鷹のチケットの取り方や空きが出る日については、ジブリ美術館のチケットが取れない時の対策にまとめています。
では、なぜ「ジブリパーク 大阪」で調べると展覧会の情報ばかり出てくるのか。2026年7月18日から大阪南港のATCギャラリーで「ジブリパーク展」という展覧会が開かれているからです。大阪では2017〜18年の「ジブリの立体建造物展」(あべのハルカス美術館)や2021〜22年の「アニメージュとジブリ展」(阪急うめだ本店)のように、これまでも期間限定のジブリの展覧会が開かれてきました。今回もその仲間であって、常設の施設ではありません。
大阪の「ジブリパーク展」は本体のジブリパークと何が違うのか
一言でいえば、本体は森の中を歩いて回る屋外中心の公園施設、大阪のほうは屋内の会場に体験型の展示を集めた期間限定の展覧会です。
場所・期間・チケットで比べる
| 比べる点 | ジブリパーク(本体) | ジブリパーク展(大阪展) |
|---|---|---|
| 場所 | 愛知県長久手市・愛・地球博記念公園 | 大阪市住之江区・大阪南港ATCギャラリー |
| いつ | 常設(2022年11月1日開園) | 2026年7月18日〜9月26日の期間限定 |
| 形 | 公園の中に5つのエリアが点在する屋外中心の施設 | 屋内の展示会場 |
| チケット | エリアごとの券種。毎月10日に2か月先のぶんを発売 | 日時指定の入場券。会場での当日券なし |
| 料金の目安 | 券種で異なる(大人1,000円〜7,800円) | 一般1,900円 |
本体の券種の違いや選び方は、ジブリパークのチケット7種類の違いに書いています。
展示の中身は何があるか
公式の発表とニュースによると、展示は大きく4つです。
- 小さなジブリパーク: 来場者が自分自身をコマにして、ジブリパークの5つのエリアをすごろくのように巡る
- ジブリのなりきり名場面展: 『紅の豚』や『思い出のマーニー』などの場面のセットに入って、登場人物になりきれる
- 食べるを描く。増補改訂版: ジブリの大倉庫で人気だった、作品の食事の場面に注目する企画展示を増やして再構成したもの
- ハクの竜の立体造型物: 『千と千尋の神隠し』のハクが竜になった姿を大きく立体にしたもの。今回が初公開
企画に協力しているのは、スタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館、ジブリパークの3者です。主催は読売テレビなどでつくる実行委員会。公式サイトは「みて、さわって、まわって楽しい」を売りにしていて、資料をじっくり眺める美術展というより、家族で遊べる会場として作られています。
前の「ジブリパークとジブリ展」とは別物
2022年から2025年にかけて全国を回った「ジブリパークとジブリ展」は、名前は似ていますが別の展覧会です。ジブリパークの開園に合わせて始まったもので、ネコバスやサツキとメイの家の模型など、パークがどう作られたかを紹介する内容でした。会場は長野・愛知・熊本・兵庫(神戸)・山口・高知・新潟・東京・青森・岡山の10か所で、2025年5月の岡山で終わっています。関西では神戸市立博物館(2023年4月15日〜6月25日)で開かれましたが、大阪には来ていません。
今回の「ジブリパーク展」はその続きではなく、新しく始まった巡回展です。大阪展が最初の会場で、公式サイトは「来年以降、全国各地での巡回も予定しています」と案内しています。前の展覧会が「パークの作られ方」を見せたのに対して、今回は開園から3年たったパークの「いま」を伝える、と公式は説明しています。
大阪のジブリパーク展はいつまで?チケットは今からでも買える?
会期は2026年9月26日(土)までで、会期中は休みなしです。チケットは日時指定制で、会場での当日券はありません。行くと決めたら、先に入場枠を押さえる必要があります。
料金と買える場所(2026年8月29日時点)
| 券種 | 料金 |
|---|---|
| 一般 | 1,900円 |
| 中学生・高校生 | 1,600円(入場時に学生証の提示が必要) |
| 4歳〜小学生 | 1,000円 |
| 3歳以下 | 無料(事前の予約は不要。付き添いの人と一緒に入る) |
京都の「禅とジブリ」(10月3日〜)にも行くなら、両方に入れるセット券が3,400円で売られています。別々に前売で買うより200円安い計算です。中身は後の「関西や西日本でほかに観られる展示」で書きます。
入場枠は30分ごとに区切られていて、枠ごとに予定の枚数に達したら販売が終わります。9月入場分は8月1日から売られているので、土日や連休の人気の枠はすでに売り切れていることがあります。売り場はローソンチケット、イープラス、アソビュー、Boo-Wooチケット、日テレゼロチケの5つです。使い慣れた売り場で空いている枠を探すのが早いでしょう。最新の販売状況は公式のチケットページで確かめてください。
買ったあとの日時の変更、キャンセル、払い戻しはできません。転売サイトで買った券は入場を断られることがあるので、正規の売り場だけを使ってください。
9月は夜間営業で19時まで開いている
ここが2026年8月26日に変わった点です。基本の開場時間は9時から17時(最終入場16時30分)です。ただし8月26日に、9月1日から18日までの平日が夜間営業に追加されました。これで会期の残りは、最終日の9月26日を除いてすべて9時から19時(最終入場18時30分)まで開いています。9月26日だけは、これまでどおり17時までです。
夜間営業の追加分のチケットは、8月28日10時から販売中です。昼の枠が埋まっていても、夕方以降の枠なら空いていることがあります。仕事や学校のあとに寄れる時間帯なので、僕は平日の夜が狙い目だと思います。
会場の最寄り駅は、Osaka Metro南港ポートタウン線(ニュートラム)の「トレードセンター前」駅で、駅から徒歩2分です。詳しい行き方は公式のアクセス案内にあります。
大阪展を逃したら次はどこで観られるのか
次の会場は神奈川県の横須賀美術館で、会期は2027年2月11日(木・祝)から5月14日(金)までです。大阪展に続く全国2番目の会場で、横須賀美術館の開館20周年を記念した企画のひとつとして開かれます。
横須賀展のチケットの料金や発売日は、2026年8月29日時点ではまだ発表されていません。買い方の決まりも含めて、公式サイトの続報を待つのが確実です。
横須賀のあとの会場も未発表です。公式は「全国各地」と言っているだけで、関西に戻ってくるかどうかも分かりません。大阪展の会期はあと1か月を切っているので、関西で観たい人は、9月中に平日か夜間の枠を探すほうが現実的でしょう。
もうひとつの選択肢は、愛知の本体に行くことです。大阪からは新幹線と電車で行ける距離で、チケットは毎月10日14時に2か月先のぶんを発売する仕組みです。三鷹のジブリ美術館(毎月10日10時に翌月分)とは時刻も対象月も違うので、ジブリパークとジブリ美術館のチケット発売日の違いで先に確かめておくと迷いません。
関西や西日本でほかにジブリの展示は観られるのか
大阪のジブリパーク展が終わったあとも、2026年の秋から冬にかけて、関西と西日本でジブリの展覧会がいくつか続きます。
| 展覧会 | 会場 | 会期 |
|---|---|---|
| 禅とジブリ | 京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ | 2026年10月3日〜12月6日 |
| 金曜ロードショーとジブリ展 山口展 | 山口県立美術館 | 2026年7月18日〜10月12日 |
| 金曜ロードショーとジブリ展 佐賀展 | 佐賀県立美術館・博物館 | 2026年11月3日〜2027年2月14日 |
「禅とジブリ」は、スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんと禅僧の対談本から生まれた展覧会です。宮﨑駿監督の『君たちはどう生きるか』を中心に、作品の場面や鈴木さんの書を並べます。前売券は一般・大学生1,700円、当日券は1,900円。大阪展とのセット券(3,400円)は8月1日から売られていて、大阪展は9月入場分の日時指定、京都展は会期中のどの日でも使えます。セット券は大阪展の日時ごとに予定枚数に達したら販売が終わるので、公式のチケットページで確かめてください。
「金曜ロードショーとジブリ展」は関西ではありませんが、山口展は10月12日まで開いていて、佐賀展は11月3日に始まります。どちらも事前購入制で、会場での販売はありません(佐賀展は一部の平日だけ日時指定なし)。佐賀展のチケットは2026年9月14日10時から販売が始まります。
まとめ
- 大阪にジブリパークやジブリ美術館ができる予定はなく、公式の発表もない(2026年8月29日時点)。本体は愛知、美術館は三鷹だけ
- 大阪にあるのは巡回展「ジブリパーク展」で、大阪南港ATCギャラリーで2026年9月26日まで。日時指定制で当日券はない
- 9月は夜間営業で19時まで開いている(最終日を除く)。夜の枠のチケットは8月28日から追加販売
- 次の会場は横須賀美術館で2027年2月11日から5月14日まで。その先は未発表
- 関西では京都の「禅とジブリ」が10月3日から。大阪展とのセット券もある。愛知の本体に行くなら、チケットの発売日の決まりを先に確かめておく
参考
- 大阪展|ジブリパーク展(公式。会期・開場時間・夜間営業・チケット) — https://ghiblipark-exhibition.jp/osaka/index.html
- ジブリパーク展 — スタジオジブリ(巡回の予定・横須賀美術館の会期) — https://www.ghibli.jp/event/ghiblipark-exhibition-2/
- ジブリパーク — 愛知県公式観光サイト Aichi Now(2022年11月1日開園、長久手市) — https://aichinow.pref.aichi.jp/spots/detail/3657/
- 財団について — 三鷹の森ジブリ美術館(所在地・2001年10月1日開館) — https://www.ghibli-museum.jp/about/
- ジブリパークに「ナウシカエリア」誕生へ 愛知県が構想を発表 — FASHIONSNAP(2026年8月7日) — https://www.fashionsnap.com/article/2026-08-07/ghibli-nausicaa-area/


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