ジブリパークのチケットは全部で7種類。大さんぽ券プレミアムとスタンダードの一番の違いは、入れるエリアの数ではなく、建物の中に入れるかどうかです。
2026年7月の入場分から券の中身が変わり、新しく「里山さんぽ券」が加わりました。7月より前に書かれた解説には、いまはない券の説明が残っています。
この記事では、7種類の券の違いを一覧にします。そのうえで、プレミアムを買うべきかどうかを当日入場券の料金と足し算して確かめます。取れなかったときにどうするかも最後にまとめました。料金と決まりは、2026年8月24日にジブリパーク公式サイトで確認したものです。
ジブリパークのチケットは7種類ある
券は大きく2つに分かれます。複数のエリアをまとめて回る「セット券」が3種類と、決まったエリアだけに入る「エリア券」が4種類です。パークは5つのエリア(ジブリの大倉庫・青春の丘・どんどこ森・もののけの里・魔女の谷)でできていて、どこに入れるかが券ごとに違います。
| 券の名前 | 入れるエリア | 中に入れる建物 | 大人料金(平日/土日休) |
|---|---|---|---|
| 大さんぽ券プレミアム | 5エリアすべて | 5か所すべて | 7,300円/7,800円 |
| 大さんぽ券スタンダード | ジブリの大倉庫・もののけの里・魔女の谷 | なし | 3,300円/3,800円 |
| 里山さんぽ券 | どんどこ森の山頂・もののけの里・魔女の谷(午後のみ) | なし | 1,000円/1,500円 |
| エリア券 魔女の谷・もののけの里 | もののけの里・魔女の谷 | オキノ邸・ハウルの城・魔女の家 | 3,300円/3,800円 |
| エリア券 ジブリの大倉庫 | ジブリの大倉庫 | なし | 2,000円(全日同じ) |
| エリア券 青春の丘 | 青春の丘 | 地球屋 | 1,000円(全日同じ) |
| エリア券 どんどこ森 | どんどこ森 | サツキとメイの家 | 1,000円(全日同じ) |
「中に入れる建物」は、公式が特別施設と呼んでいる建物のことです。ジブリの大倉庫は建物そのものが大きな展示なので、この列には数えていません。「土日休」は土曜・日曜・祝日の料金です。
子ども(4歳〜小学生)は大人の半額で、大さんぽ券プレミアムなら平日3,650円、里山さんぽ券なら平日500円。3歳以下は無料です。障害者手帳などを持っている人と同伴者1名も半額になります(購入時と入場時に手帳の提示が必要)。
大さんぽ券を買うときは、ジブリの大倉庫に入る時間もあわせて選びます。9時・10時・11時・12時・13時・14時の6つから1つ。エリア券のほうは午前(開園〜13時)と午後(13時〜16時30分)の2択です。
大さんぽ券プレミアムとスタンダードの違いは「建物の中に入れるかどうか」
平日大人でプレミアムは7,300円、スタンダードは3,300円。倍以上の開きがありますが、入れるエリアの数は5つと3つで、差は2つしかありません。4,000円の開きは、ほぼ建物の観覧料ぶんです。
プレミアムで中に入れるのは、青春の丘の地球屋、どんどこ森のサツキとメイの家、そして魔女の谷のオキノ邸・ハウルの城・魔女の家の5か所です。この5つが料金にすべて含まれています。
一方のスタンダードは、魔女の谷ともののけの里に入れても、公式の料金表では中に入れる建物が「現地別売」と書かれています。魔女の谷まで歩いて行けるのに、ハウルの城は外から眺めて終わり。中を見るなら、当日入場券をその場で買い足すことになります。
プレミアムは必要?|当日入場券を足して比べる
魔女の谷の3つの建物には、当日その場で買える入場券があります。買えるのは「大さんぽ券スタンダード」を持っている人だけです。料金は次のとおりです。
| 建物 | 大人 | 子ども |
|---|---|---|
| オキノ邸 | 400円 | 200円 |
| ハウルの城 | 1,000円 | 500円 |
| 魔女の家 | 400円 | 200円 |
平日・大人で計算してみます。スタンダード3,300円に、3つぶんの当日入場券1,800円。ここに青春の丘とどんどこ森のエリア券を1,000円ずつ足すと、合計7,100円です。同じ範囲を回れるプレミアムは7,300円ですから、ばらばらに買ったほうが200円だけ安くなります。
ただしチケットには1枚あたり110円のシステム利用料がかかり、当日入場券は対象外です。券を3枚買うばら買いは7,430円、プレミアムは7,410円となって、ほぼ同額に落ち着きます。値段では決着が付きません。
エリア券だけを4枚そろえる買い方もありますが、これは合計7,300円に利用料440円が乗って7,740円。3つの買い方でいちばん高くなります。
差が出るのは、確実さのほうです。2026年7月1日から、魔女の谷の3つの建物はすべて当日入場券の購入に整理券が必要になりました。整理券は開園と同時に、魔女の谷にある「小さな小屋」の付近で配られます。
券面に書かれた時刻から16時30分までのあいだに、チケットワゴンで入場券を買います。枚数には限りがあり、なくなり次第その日の販売は終わります。当日に取れる保証はありません。
再入場の決まりも違います。プレミアムは5つのエリアどこでも再入場できるのに対し、ほかの券で再入場できるのは魔女の谷だけ。行ったり来たりしながら回りたいなら、この差は小さくありません。
整理すると、建物を全部見るつもりならプレミアムが確実です。見たい建物が1つか2つに絞れているなら、エリア券を組み合わせたほうが安く上がります。
新しくできた里山さんぽ券は1,000円でどこまで見られるか
里山さんぽ券は2026年7月入場分から加わった券で、平日大人1,000円です。魔女の谷、もののけの里、どんどこ森の山頂(どんどこ堂)と、3つのエリアに入れます。同じ1,000円のエリア券「青春の丘」「どんどこ森」は土日休も値段が変わりませんが、里山さんぽ券は土日休だと1,500円。休日に行くなら、一番安い券ではなくなります。
安いぶん、知らずに買うと困る決まりが3つあります。
- 中に入って見学できる建物はありません
- 魔女の谷は午後(13時〜16時30分)の指定入場で、午前中は入れません
- どんどこ森は山頂まで。サツキとメイの家の中には入れません
3つ目はとくに間違えやすいところです。同じ1,000円のエリア券「どんどこ森」なら、サツキとメイの家の中に入れます。名前が似ていて値段も同じなのに、トトロのあの家に入れるかどうかが正反対。サツキとメイの家が目当てなら、選ぶ券はエリア券のほうです。
目的別のおすすめ|どのチケットを選ぶか
迷ったときは、見たい建物から決めると早く決まります。
| 目的 | 選ぶ券 | 平日大人 |
|---|---|---|
| 初めてで、1日かけて全部見たい | 大さんぽ券プレミアム | 7,300円 |
| ハウルの城やオキノ邸の中を確実に見たい | エリア券 魔女の谷・もののけの里 | 3,300円 |
| 大倉庫を見て、魔女の谷は外から楽しみたい | 大さんぽ券スタンダード | 3,300円 |
| ジブリの大倉庫だけでいい | エリア券 ジブリの大倉庫 | 2,000円 |
| サツキとメイの家が目当て | エリア券 どんどこ森 | 1,000円 |
| 地球屋(耳をすませば)が目当て | エリア券 青春の丘 | 1,000円 |
| 予算を抑えて外を歩きたい | 里山さんぽ券 | 1,000円 |
迷いやすいのが、同じ3,300円のスタンダードとエリア券「魔女の谷・もののけの里」です。値段は同じでも中身が逆になっています。スタンダードにはジブリの大倉庫が付くかわりに建物が付かず、エリア券には大倉庫がないかわりに魔女の谷の3つの建物が付きます。大倉庫を取るか、建物の中を取るか。選ぶ基準はそこだけです。
僕は、初めて行くなら建物の中に入れる券がよいと考えています。サツキとメイの家のように作品の場面を再現した室内は、外を歩いていても見えません。あとから当日入場券を探すより、最初から含まれている券を選ぶほうが確実です。
買う前に知っておきたいこと
チケットは予約制で、パークの窓口では売っていません。入場する月の2か月前の10日、14時から先着順で販売されます。2026年8月時点の例で言えば、9月10日に売り出されるのは11月入場分。
買える場所はオンラインのBoo-Wooチケットと、ローソン・ミニストップ店頭のLoppiの2つです。JTBなどの旅行会社が扱っているのは宿泊付きのプランで、通常のチケットとは販売の枠が別になります。
購入したあとの変更とキャンセルは原則できません。申し込んだ本人がいない場合、チケットは無効になります。オークションなどで転売された券だと分かれば入場を断られるので、譲ってもらった券をあてにするのは避けたほうが安全です。
営業時間は平日が10時から17時、土日休は9時から17時。夜間営業日だけは9時から20時までです。里山さんぽ券で魔女の谷に入れるのは13時からなので、平日に使うと魔女の谷にいられるのは4時間ほどになります。
もうひとつ、古い情報が残りやすい点を挙げておきます。2026年7月入場分から、大さんぽ券で選べるジブリの大倉庫の入場時間が変わりました。プレミアム・スタンダードともに15時の回がなくなっています。「15時から大倉庫」と書いている解説は、7月より前の情報です。
取れなかったときにどうするか
販売は先着順で、抽選ではありません。狙った日が埋まっていたときの手は3つあります。
まず、日にちを平日にずらす方法があります。料金も土日休より安く、大さんぽ券プレミアムなら500円下がります。次に、券の種類を変える方法。券は種類ごとに別々に売られているので、大さんぽ券が埋まっていてもエリア券を探す手が残ります。それでも見つからなければ、翌月10日の発売を待つことになります。
期待しないほうがよいのがキャンセル待ちです。購入後の変更とキャンセルが原則できない決まりなので、キャンセル分が戻ってくるのを待つ作戦は当てになりません。転売サイトも、買った券で入場を断られる可能性があるため避けてください。
まとめ
ジブリパークのチケットは7種類あり、値段を分けているのは入れるエリアの数ではなく、建物の中に入れるかどうかです。
5エリアを回って建物にも入るなら、買い方は2通り。スタンダードに当日入場券とエリア券を足す方法と、プレミアム1枚で済ませる方法です。システム利用料まで入れると、この2つはほぼ同額になります。決め手は値段ではありません。当日入場券が整理券制で売り切れることと、全エリアで再入場できるのがプレミアムだけ、という2点です。確実に全部見たいならプレミアム、見たい場所が絞れているならエリア券の組み合わせが向きます。
注意したいのは、里山さんぽ券とエリア券「どんどこ森」が同じ1,000円でも中身が違うこと。サツキとメイの家に入れるのはエリア券のほうです。
この記事の料金と決まりは2026年8月24日に公式サイトで確認したものです。購入の前に、ジブリパーク公式のチケットの種類と料金で最新の内容を確かめてください。
参考
- チケットの種類と料金|ジブリパーク — https://ghibli-park.jp/ticket/
- 2026年7月入場分よりチケットを一部リニューアルします。|ジブリパーク — https://ghibli-park.jp/info/info20260421.html
- 2026年7月1日(水)以降の「魔女の谷」特別施設当日入場券の販売方法について|ジブリパーク — https://ghibli-park.jp/info/info20260629.html
- よくあるご質問|ジブリパーク — https://ghibli-park.jp/faq/
- 営業カレンダー|ジブリパーク — https://ghibli-park.jp/calendar/

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