ジブリパークのナウシカエリアはいつできる?決まったことと未定の点

ジブリパークの「ナウシカエリア」は、開業時期がまだ決まっていません。2026年8月7日に愛知県が「第3期構想」として発表したのは、『風の谷のナウシカ』の世界を表す屋内施設を作るという計画まででした。

分かっているのは、場所と目的と、設計のための予算です。反対に、完成の時期、建物の大きさ、中で何が見られるか、チケットの扱いは、どれも発表されていません。

この記事では、発表された内容と未定の点を分けて整理し、今のジブリパークでナウシカの世界に触れられる場所もまとめます。内容は2026年9月29日時点で、愛知県の発表と報道を確認したものです。

ナウシカエリアはいつオープンするのか

開業の時期は未定です。愛知県の発表にも、その後の報道にも、何年にできるかは出ていません。

今どの段階にあるのかは、予算の中身から分かります。県が2026年8月の補正予算案に入れたのは、基本設計や地質調査などの費用、約3億9千万円です。建物を建てる費用ではなく、どんな建物にするかを決めて、地面を調べるための費用です。

建設の専門紙によると、県は2026年度のうちに構想をまとめ、基本設計を終えることを目指しています。つまり2027年3月までが「形を決める」期間で、工事に入るのは早くてもそのあとです。

先例を見ると、もののけの里と魔女の谷は、第1期の開園から1〜2年後に開きました。ただ、今回はまだ設計の前の段階で、しかも大きな屋内施設を一から建てる計画です。僕は、開業は早くても数年先と見ています。

時期出来事
2026年8月7日愛知県が第3期構想を発表
2026年8月27日県議会(8月定例議会)が開会。関連費用を含む補正予算案を提出
2026年度内(2027年3月まで)構想をまとめ、基本設計を終える目標
未定工事の開始・完成・開業

何が発表されたのか

発表の中心は、『風の谷のナウシカ』の世界観を表した屋内施設を作ることです。県の発表での呼び方は「新たな屋内施設」で、「ナウシカエリア」は報道で広まった呼び名。正式な名前はまだ発表されていません。もののけの里や魔女の谷のような屋外のエリアではなく、建物の中にナウシカの世界を作る計画です。

愛知県が挙げた目的は3つあります。

  • 来園者の滞在時間を延ばす
  • 新しい屋内施設で熱中症の危険を減らす
  • パークのある公園の西口広場のまわりに、新しいにぎわいを生む

夏の暑さへの対策が目的に入っている点が、この計画の特徴です。県は、夏の暑さの中でも快適に楽しめる場所を作り、新しく来る人とくり返し来る人を増やしたいとしています。

報道では、施設に休憩・飲食・物販の機能を持たせることも伝えられています。ただし、施設の規模や整備費の総額は未定です。発表と同時に出たのは外観のイメージ図だけでした。展示の中身や、映画のどの場面を作るのかも、まだ分かりません。

どこにできるのか

場所は、ジブリパークがある愛・地球博記念公園の「西口広場」です。公園の中にある「こいの池」に接した広場で、建設の専門紙によると、池のまわりの建物や緑と調和した景色にする方針です。

今のジブリパークは、同じ公園の中に5つのエリアが点在しています。

エリア開園日
ジブリの大倉庫・青春の丘・どんどこ森2022年11月1日
もののけの里2023年11月1日
魔女の谷2024年3月16日

ナウシカの施設は、ここに加わる新しい場所です。「第3期」は、2022年の開園、もののけの里と魔女の谷の開園に続く、3回目の整備という意味です。

今回の計画は、この公園の中に施設を足すものです。関西で開かれている巡回展との違いは、ジブリパークは大阪にできる?ジブリパーク展は本体とどう違うのかで整理しています。

なぜ今ナウシカなのか

報道によると、この計画はスタジオジブリの側から「ナウシカの世界観を表す施設」という提案があって形になりました。

発表の場で大村秀章知事は、これまでの事情をこう話しています。

(スタジオジブリに)話を持ちかけても、これまで一切ナウシカには触らせてもらえなかった

これまでのジブリパークは、となりのトトロ、もののけ姫、魔女の宅急便、ハウルの動く城、耳をすませばなど、多くの作品の世界を再現してきました。知事の言葉からは、その中でナウシカが計画に入っていなかったことが分かります。今回はスタジオジブリの側から提案があった、という点が大きな違いです。

ナウシカの世界は、腐海の森や王蟲のように、建物の中で光や空気ごと作り込むほうが見せやすい景色が多い作品です。僕は、屋内施設という形はこの題材に合っていると考えています。ただし、どの場面を作るかはまだ発表されていません。

映画のナウシカと原作漫画の違いは、ナウシカの原作漫画は映画とどう違う?腐海の正体と墓所での選択にまとめました。

ナウシカエリアのチケットはどうなるのか

まだ何も発表されていません。今あるエリア券に加わるのか、別の券になるのか、大さんぽ券に含まれるのかも未定です。

今のパークはエリアごとに入れる券が分かれているので、ナウシカの施設も、新しい券種になるか、今の券の対象に加わるかのどちらかになりそうです。どちらになるかは、開業時期と一緒に発表されるのが自然な流れです。

行く予定を立てている人にとって確かなのは、今のところナウシカの施設を目当てにチケットを取る段階ではない、ということです。続報は愛知県のジブリパーク推進課の発表と、ジブリパーク公式のお知らせに出ます。

今のジブリパークでナウシカに触れられる場所はあるか

あります。ジブリの大倉庫の企画展示室で、2026年7月8日から「パノラマボックス展」が開かれています。ジブリパークの公式の案内では、宮﨑駿監督の『風の谷のナウシカ』や『となりのトトロ』の世界を感じられる展示です。

見るには、ジブリの大倉庫に入れるチケットが要ります。大倉庫だけのエリア券なら、平日も土日も同じで、大人2,000円・子ども1,000円です(2026年9月25日にジブリパーク公式サイトで確認)。いつまで開いているかは、公式のお知らせで最新の案内を見てください。

チケットは2か月前の10日14時に発売されます。券種ごとに入れる場所が違うので、選び方はジブリパークのチケット7種類の違い|プレミアムは必要?を、取れなかったときはジブリパークのチケットが取れないときは?空きが戻る日と別の買い方を見てください。

まとめ

  • ジブリパークのナウシカエリアは、開業時期が未定。2026年8月7日に愛知県が第3期構想として発表した
  • 場所は愛・地球博記念公園の西口広場(こいの池の近く)。『風の谷のナウシカ』の世界観を表す屋内施設で、目的は滞在時間の延長と夏の暑さ対策
  • 予算案に入ったのは基本設計や地質調査の費用 約3億9千万円。県は2026年度内に構想と基本設計を終える目標で、工事や開業の日程は出ていない
  • 今パークでナウシカに触れられるのは、ジブリの大倉庫の「パノラマボックス展」(2026年7月8日から)
  • ナウシカエリアのチケットの扱いは未発表

参考

  • 【知事会見】ジブリパークの第3期構想を推進します!(愛知県。構想の内容・場所・目的) — https://www.pref.aichi.jp/press-release/3rd-term.html
  • 「風の谷のナウシカ」エリア、ジブリパークに整備へ 愛知県が第3期の方針発表、屋内施設建設を計画(中日新聞。予算額・完成時期未定・知事の発言) — https://www.chunichi.co.jp/article/1293176
  • 愛知県/ジブリパーク第3期/8月補正で構想・設計費/公園西口広場に屋内施設(建設通信新聞。2026年度内の構想策定と基本設計完了の目標) — https://www.kensetsunews.com/archives/1271155
  • 金曜ロードショーでジブリ作品が3週連続放送(ジブリパーク公式のお知らせ。2026年8月7日付。パノラマボックス展の案内を含む) — https://ghibli-park.jp/info/info20260807-2.html
  • チケット(ジブリパーク公式。券種と料金・発売日) — https://ghibli-park.jp/ticket/

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