ジブリ美術館の土星座は今月どの短編?全10作品と1人1回の決まり

三鷹の森ジブリ美術館の映像展示室「土星座」で今かかっているのは、『パン種とタマゴ姫』です。2026年9月30日までの予定で、10月1日からは『くじらとり』に替わります。

土星座でかかるのは、宮﨑駿監督を中心に、美術館のために作られた短編アニメーション。全部で10作品あり、そこから1本ずつ、1か月前後で入れ替わりながら上映されています。

この記事では、今月どの短編が見られるのか、次にかかる作品は何か、10作品の一覧、そして見落としやすい「1人1回まで」という決まりを整理します。日程と作品名は2026年9月21日に公式サイトで確認した内容です。

土星座では今どの短編が見られるのか

公式サイトが出している上映スケジュールは、次の3本です。

上映期間作品上映時間
2026年9月2日〜9月30日パン種とタマゴ姫約12分
2026年10月1日〜11月3日くじらとり約16分
2026年11月19日〜11月30日たからさがし約9分

どの期間にも、公式は「予定」と添えています。上映作品や鑑賞方法は予告なく変わることがある、と注意書きもあります。行く日が決まっていて、どうしても観たい作品があるなら、直前にもう一度スケジュールを見ておくのが確実です。

表の中で、11月4日から18日までが抜けています。この期間の上映予定は公表されていません。美術館は毎週火曜が休館で、そのほかの休館日や長期休館は年度ごとに変わります。11月に行く予定なら、上映スケジュールと開館カレンダーの両方を確かめてください。

今かかっている『パン種とタマゴ姫』の舞台は、いばらの森の奥の水車小屋です。バーバヤーガに閉じ込められたタマゴ姫が、ある夜、こねていたパン種とともに逃げ出します。

上映作品はどうやって入れ替わるのか

決まった周期はありません。9月は約4週間、10月からは約5週間、11月は12日間。会期の長さはばらばらです。

公式サイトの土星座のページには、今かかっている作品と、そのあとに控える作品が2本ほど並びます。つまり先の予定は2〜3か月先まで分かる一方、それより先は出てきません。

ここが、観たい作品が決まっている人にとってはやっかいなところです。美術館のチケットは翌月入場分を毎月10日の10時に発売します。10月分を買うのは9月10日。そのとき10月の上映作品は分かっていますが、12月や1月の作品まで見越して動くことはできません。発売日の仕組みはジブリパークとジブリ美術館のチケット発売日の違い|何時に何月分?にまとめています。

逆に言えば、作品にこだわらない人は気にしなくて済みます。日を選ばなければ、たいてい10作品のうちどれか1本がかかっています。

短編は全部で何作品あるのか

10作品です。長編を作る合間に、宮﨑駿監督を中心として美術館のために作られてきました。

作品製作年上映時間監督など
くじらとり2001年約16分脚本・監督 宮﨑駿
コロの大さんぽ2001年約15分原作・脚本・監督 宮﨑駿
めいとこねこバス2002年約14分原作・脚本・監督 宮﨑駿
やどさがし2006年約12分原作・脚本・監督 宮﨑駿
星をかった日2006年約16分脚本・監督 宮﨑駿
水グモもんもん2006年約15分原作・脚本・監督 宮﨑駿
ちゅうずもう2010年約13分絵コンテ・監督 山下明彦/企画・脚本 宮﨑駿
パン種とタマゴ姫2010年約12分原作・脚本・監督 宮﨑駿
たからさがし2011年約9分企画・構成 宮﨑駿
毛虫のボロ2018年約14分原作・脚本・監督 宮﨑駿

長さは9分から16分。長編とは別の、絵本を1冊読むくらいの尺です。

『めいとこねこバス』は、『となりのトトロ』のメイのその後を描いた短編です。トトロをめぐる噂の中身はトトロの都市伝説は本当?サツキとメイ死亡説を公式と描写で検証で扱いました。

2018年の『毛虫のボロ』が今のところ最も新しい1本です。それ以降、土星座向けの新作は加わっていません。

土星座はどんな場所なのか

地下1階にある、80人ほどが入れる小さな映画館です。

天井には青空が、壁には色とりどりの草花が描かれています。映画が終わると窓が開いて、日の光が射し込む作りになっています。暗い客席から出てくるのではなく、その場で外の明るさに戻る仕掛けです。

座席は、ちょっと小さめの赤いベンチ。前に座った人が大きかったときのために、背もたれに座って観られるように作られています。背の低い子どもが前の人の頭でさえぎられないように、という配慮です。

1人何回まで観られるのか、字幕はつくのか

観られるのは1回だけです。決まりは4つあります。

  • 鑑賞は1人1回まで。気に入ったからもう一度、はできません
  • 美術館そのものが再入場できません
  • 『やどさがし』『水グモもんもん』『パン種とタマゴ姫』『毛虫のボロ』以外の作品は、1日に数回、日本語字幕付きの回があります
  • 音声補助イヤホンの貸し出しがあります

字幕は、行く時期によって当たり外れがあります。今かかっている『パン種とタマゴ姫』は字幕の付かない4作品のほうに入るので、9月中は字幕付きの回がありません。10月からの『くじらとり』にはあります。

入場そのものも日時指定の予約制で、チケットはローソンチケットでしか買えません。窓口販売はしていません。取れなかったときの手はジブリ美術館のチケットが取れない時の対策|空きが出る日はいつ?にまとめました。券面の名前と譲渡の決まりはジブリ美術館のチケットは代理購入できる?名前と譲渡の決まりのとおりです。

美術館の外で見ることはできるのか

もう1か所あります。ジブリパークの「ジブリの大倉庫」にある映像展示室「オリヲン座」です。

この10作品は、もともと土星座だけで上映されてきました。2022年11月にジブリパークの大倉庫が開業してから、オリヲン座でも同じ10作品がかかるようになっています。席数は約170で、土星座の倍ほど。こちらでも日本語字幕付きの回が1日に数回あります。

ただし2026年の秋は事情が違います。オリヲン座では7月8日から新作短編『魔女の谷の夜』が上映されていて、9月から11月もこの作品が続く予定です。つまり今、10作品を観られるのは土星座だけです。

公式からは、この10作品のソフト化や配信の案内は出ていません。上映の場として公式が案内しているのは、土星座とオリヲン座の2か所だけです。今どの作品がかかっているかを先に確かめてから行く日を決める、という順番が向いている場所だと思います。

まとめ

  • 2026年9月の土星座は『パン種とタマゴ姫』(約12分)。10月1日から11月3日までは『くじらとり』(約16分)、11月19日から30日までは『たからさがし』(約9分)の予定
  • 短編は全10作品。宮﨑駿監督を中心に美術館のために作られたもので、1か月前後で入れ替わる。周期は決まっていない
  • 公式サイトに出るのは今の作品と次の2本ほど。それより先の予定は分からない
  • 鑑賞は1人1回まで。美術館は再入場できない。4作品を除いて日本語字幕付きの回がある
  • ジブリパークのオリヲン座でも同じ10作品を上映するが、2026年9月から11月は『魔女の谷の夜』の予定。ソフト化や配信の案内は出ていない

美術館の外でジブリ作品をスクリーンで観たい人は、ジブリは今映画館でやってる?次の上映は10月23日からで今後の上映予定を確かめてください。

参考

  • 映像展示室 土星座(三鷹の森ジブリ美術館。上映スケジュール・作品一覧・館内の作り) — https://www.ghibli-museum.jp/cinema/
  • ジブリの森のえいが 作品紹介(三鷹の森ジブリ美術館。10作品の製作年・上映時間・監督) — https://www.ghibli-museum.jp/cinema/works/
  • 利用のご案内(三鷹の森ジブリ美術館。鑑賞は1人1回限り・再入場不可・字幕付き上映) — https://www.ghibli-museum.jp/info/
  • ジブリの大倉庫(ジブリパーク。映像展示室オリヲン座の席数と上映作品) — https://ghibli-park.jp/about/daisouko.html

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